Kindleのサイバーマンデーセールをチェックしていたら、立花隆の本が50%引きになっていました。それどころか、50%近いポイントも付いていたので、実質的に75%引きくらいの価格で販売されていました。
せっかくなのでこのネタについて書いてみます。
セール価格になっていた本
今回セール価格になっていたのは、立花隆の『日本共産党の研究』、『中核VS革マル』、『田中角栄研究全記録』の3シリーズです。それぞれ上下巻や一~三巻に分かれているので、実際は7冊ですね。
おそらくこれ以上の値引きはないだろうという大盤振る舞いでした。さすがにサイバーマンデーセールだけあって力が入っていた印象です。
特にこれらの本は立花隆がジャーナリストとして脂が乗り切っていた時期の著作なので、内容的にも非常に興味深いです。ライトノベルとか読んでいるよりも残るものがあります。
まあ、アンチ立花隆派の人だと別の意見もあるでしょうけど、社会に与えた影響力を考えると、客観的に見て一時代を築いた本だと言えるのではないでしょうか。
講談社文庫に収録されていたことも今回はじめて知りましたが、そんな私の目から見ても魅力的な価格でした。
なぜ購入しなかったのか?
ですが今回は購入を見送りました。その理由は、電子書籍で所有するべきタイプの本だと思えなかったからです。
私は電子書籍を主に小説と技術書を読むために利用しています。一応、漫画も読みます。
ですが学術系の著作は紙で読みたい派です。なぜなら、電子書籍で読んだ場合には紙で読むよりも内容の理解度や記憶度が落ちる、ということが実験でわかっているからです。
エンタメ系の本ならそれでも全く構わないのですが、こと学術系の本に関しては、理解度が落ちるのは致命的だと思います。少しでも記憶に残すことを考えるなら、そして知識を活用することを考えるなら、読むべきなのは紙の書物です。電子書籍は適さないのですね。
正直なところ、とても残念でならないのですが……。