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読書する日々

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2018年に出た文庫本からおすすめを選んでみた

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2018年に出た文庫本からおすすめを選んでみた

読書系のブログを巡回していると、この時期はどこも年末の特集みたいなことをやっていますね。その年に出た本の中からおすすめを選ぶという趣旨のブログが多いです。

どこのブログでも似たようなことをやっているので、需要がよほど多いのか、それともよほど記事を書きやすいのかもしれません。

せっかくなので世間一般の流行に私も乗ってみることにします。今回は文庫本の中から面白かったものを紹介していきますね。

参考ブログ:2018年出版の学術系文庫おすすめ本


東野圭吾「人魚の眠る家」

東野圭吾はいつの間にか国民的作家になっちゃいましたね。初期のニッチなミステリー書いてた頃が懐かしいです。昔から知っている作家がメジャーになったときの寂寥感が半端じゃない。

それはさておき、この作品。

実は記事を執筆している時点でAmazonさんのランキング1位だったりします。さすがですね。レビューの評価は星4つなのですが、まああそこのレビューはあてにならないので。

内容的には、まあ世間受けしそうな感じですねー。でもこれをミステリーと言ってしまうのはどうかと思います。面白いといえばそうですがね。

ま、この記事はミステリーに限定したものではないですし。万人受けしそうという意味ではいいと思います。

坂木司「アンと青春」

これは光文社文庫から出ているミステリーですね。前作「和菓子のアン」の続編となっており、登場人物も引き継いでいます。前作ファンの方には嬉しいことなのではないでしょうか。私も嬉しいです。

本作もいかにも坂木司らしさが随所に見られ、ファンは安心して読める出来栄えです。なんというか、全体的な雰囲気、空気感が良いんですよね。

まあ、私は単行本で読んでいたので、文庫本のおすすめという趣旨にマッチしているのか微妙なところですが。

近藤たかし「最大多数の最大幸福 道徳および立法の諸原理序説より」

これは講談社が出し始めた新レーベルまんが学術文庫に収録された近藤たかしさんの作品です。なんと、ベンサムの漫画化ですよ。

正直なところ、今年出た文庫本で一番度肝を抜かれました。文学作品じゃなくて哲学作品を漫画化していくのか、と。しかもミステリー仕立てになっていて、漫画として意外と面白かったりします

よくこんな企画を通したなと感心させられました。このシリーズには、ギュスターヴ・ル・ボンの「群集心理」とかゾンバルト「恋愛と贅沢と資本主義」とかも入っていて、ラインナップが興味深いです。

まだ読んでいないところでは、「歎異抄」なんかも気になるところかな。

漫画文庫ということで賛否両論ありそうですが、個人的にはヒットだったので入れました。



以下、面白かった文庫本はまだまだあるので、気が向いたら追記していきます。
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